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先日『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の映画予告が公開された。ずいぶん前に購入した原作小説を慌てて読もうとして下巻だけが見つかったあと、上巻を探し当てるのに本の山の 8 割を引っくり返した。
オーケイ、ぼくの負けだ。きみたちが正しかった。
いわゆる「紙派」を貫いてきた私だが、このたび条件付きで電子書籍へ移行しようと思う。書き残しておかないと心変わりしそうなので記事にしておく。
とはいえ、記事タイトルに書いたように、重さも厚みもない本たちへ完全に屈服したわけではない。電子書籍への移行は、DRM (digital rights management) がかかっていないデータを入手可能なもの、言い換えれば本が「所有」できるものに限定する。つまりはこれがこの件についての私の “thin red line”[1] だ。
この基準だと『ヘイル・メアリー』の件は避けられないわけだが、幸いにして直近で読んだ本は本の山の山頂付近に居るので見失うことはないだろう。しばらくは。
[1] 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』最序盤の一節